バセンジー・みわの散歩道
折々の備忘録として
2017年8月22日火曜日
欄干の植物 「コゴメガヤツリ」
橋の欄干のわずかな土に,様々な植物が顔を出します。
いま目立つのは”カヤツリグサ”。
三角の稜をもつ茎が面白い。
(ヤマトシジミと)
穂は線香花火のようですが ”カヤツリグサ”の仲間は種類が多い。
大昔の紙の原料となった「パピルス」もカヤツリグサ科。
「コゴメガヤツリ」
Cyperus iria
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
小穂の並びが平面的で,鱗片が短く先が丸みを帯びているので
「カヤツリグサ
Cyperus microiria
」と区別できるかと思いますが。。。
あまり顔を入れないように。
2017年8月17日木曜日
夏の花 「サルスベリ」
夏の花はいっぱいありますが,「サルスベリ」は暑さに結びついています。はがれた木肌のせいでしょうか。散歩の途中にも庭木としてあちこちで見かけます。
「サルスベリ」(百日紅)
Lagerstroemia indica
ミソハギ科 落葉中高木
中国南部が原産。
花はこのひとかたまり。真ん中の黄色は雄しべ。花弁が6枚で縮れています。
花弁の根元は細い茎状。雄しべは外側にも6本伸び出しています。
雌しべは真ん中から伸びて先端が丸いマッチ棒のようです。
中央の雄しべは虫を引きつける囮り(おとり)。
外側の雄しべ。この花粉が受粉用で生殖力がある。
引きつけられた虫の背中にポンポンと付けるらしい。
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(3年前:2014/08/24)
水遊びの見張りです。
2017年8月16日水曜日
ハーブとハエ ー 「ニクバエ」
アップルミントにはハエも集まります。
「ナミニクバエ」
Sarcophaga similis
または,「センチニクバエ」
Sarcophaga peregrina
ニクバエ科
花にとまると,腐肉や糞食性のニクバエも印象が変わります。
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「クロシャー」と一緒に。
2017年8月15日火曜日
多肉植物ー「セダム」
とにかく雨の多い夏です。
散歩はおっくうですが,出てしまえば少々の雨は気になりません。
宅地の塀際やちょっとした排水路の縁などに,コケかシダのように張り付いている植物があります。
海岸植物の「タイトゴメ」の仲間で,葉が肉厚の多肉植物です。
「セダム」という名で園芸用に栽培され多くの種類があるようです。
「オカタイトゴメ」
Sedum japonicum
subsp.
oryzifolium
var.
pumilum
ベンケイソウ科マンネングサ属
–としておきます。
2017年8月14日月曜日
ハーブにつどうー「キンケハラナガツチバチ」「ヤマトシジミ」
「アップルミント」の花にいろいろな虫が集まって来ます。
蝶と蜂が競うように。
「キンケハラナガツチバチ」♂
Megacampsomeris prismatica
ツチバチ科
「ヤマトシジミ」
Zizeeria maha
シジミチョウ科
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2017年8月13日日曜日
盆の入り 「ムラサキシキブ」
お盆が巡ってくると世代の交代を感じます。
「ムラサキシキブ」
Callicarpa japonica
シソ科 ムラサキシキブ属 の落葉低木。
実はこれから色づきます。
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*4年前 2013/08/12
2017年8月12日土曜日
よく会うハ虫類 #1 「ニホンカナヘビ」
普通に見かけるハ虫類が3種類ほどいます。
「ニホンカナヘビ」です。日本の固有種。
ニホンカナヘビ
Takydromus tachydromoides
カナヘビ科カナヘビ属。
陽が出てくると,体を温めます。
小さい個体を見かけました。どこかで繁殖しています。
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今年の夏は日照時間が少ない。
2017年8月11日金曜日
夏 盆踊り 「ミンミンゼミ」
町内の盆踊り大会が開催されると,夏もピークを迎えます。
撮影:2017/08/11平塚市
「ミンミンゼミ」
Hyalessa maculaticollis
カメムシ目・ヨコバイ亜目・セミ科
鳴き声が聞こえて来ると
入道雲の沸き立つ夏空を連想します。
太鼓連の演奏披露
踊り本番
大人も子供も。にぎわう屋台。
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*7年前 2010/07/26
みわは盆踊りの太鼓の音が苦手。
そして,水が嫌いです。
(古代犬バセンジーは猫にも近いからとの話もありますが・・)
2017年8月10日木曜日
夏はトンボ 「シオカラトンボ」
夏はトンボ。
子供の頃,シオカラトンボとムギワラトンボは別の種類だと思っていました。
「シオカラトンボ」
Orthetrum albistylum speciosum
の雌。
トンボ科シオカラトンボ属
複眼の色もメスは緑,オスは青。
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朝食後のくつろぎ。足も尾も投げ出して。
2017年8月9日水曜日
庭木のカミキリムシ 「センノカミキリ」
「カクレミノ」の植え込みでカミキリムシをみかけました。
下草の裏に隠れます。体長3cmくらい。
右の触覚が折れ,ごわごわした感じの背中です。
はい上がって来ました。
「センノカミキリ」
Acalolepta luxuriosa
カミキリムシ科フトカミキリ亜科
突然羽を開き,上空へ飛び去りました。
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ウコギ科(ヤツデ,タラノキなど)植物 を好んで
卵を産みつけ,幼虫は茎の内部を食べて育ちます。
カクレミノもウコギ科です。。。
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今日(8/9)は長崎の”原爆の日”です。
(参考「環世界の窓から」:
http://nudmbiol.blogspot.jp/2017/03/blog-post_31.html
)
涼風を誘う「シマトネリコ」の実。
2階ベランダから#2
2017年8月8日火曜日
強靭なパイオニア 「ワラビ」
散歩道には不思議な場所があります。
ここもその一つ。なんども草刈りをするのですが,生えてくる植物はいつも同じです。
「ワラビ」(蕨)
Pteridium aquilinum
シダ植物。コバノイシカグマ科。
地下を伸びる茎が強いのでしょうか。
くるくると巻いた若葉。
地中から頭を出した幼植物。
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二階のベランダから外を眺めるのが好きです。
2017年8月7日月曜日
立秋 「アブラゼミ」
暦の上では秋に入ります。今日(8/7)は「立秋」。
今年は台風の被害と猛暑に悩まされます。
アスファルトの歩道にはセミの死骸も目立つようになりました。
「アブラゼミ」
Graptopsaltria nigrofuscata
カメムシ目・ヨコバイ亜目・セミ科
見慣れたセミですが,羽が不透明な種類は珍しいらしい。
「ユリノキ」の葉には,抜け殻がしがみ付いていました。
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